
スーパー銭湯・温浴施設の事業ゴミ|倉敷市の分別と定期回収の進め方
スーパー銭湯や日帰り温浴施設からは、浴場・脱衣所・飲食コーナー・売店と、場所ごとに性質の違うゴミが毎日出ます。しかもその多くは「事業系一般廃棄物」ですが、一部は「産業廃棄物」として分けなければなりません。同じ館内から出るゴミでも処理のルートが分かれるため、まとめて1つの業者に出してしまうと、知らないうちに不適正な委託になっていることがあります。この記事では、倉敷市の事業ゴミ定期回収を行うファーストサービスが、温浴施設の廃棄物の区分と、定期回収の進め方を解説します。
温浴施設のゴミは「事業系一般廃棄物」が中心
公衆浴場業や温浴施設はサービス業にあたるため、館内から出るゴミの多くは事業系一般廃棄物に区分されます。産業廃棄物の一部の品目には「特定の業種から出た場合だけ産業廃棄物になる」という業種指定があり、温浴施設はその指定業種に含まれないためです。
紙くず・生ごみ
受付やバックヤードの書類、館内の紙タオル、包装紙などの紙くずは事業系一般廃棄物です。紙くずが産業廃棄物になるのは、建設業やパルプ・紙・紙加工品の製造業、新聞業、出版業、製本業、印刷物加工業といった業種から出た場合に限られます。食事処や休憩スペースから出る調理くず・食べ残しなどの生ごみも、事業系一般廃棄物として扱われます。
古くなったタオル・館内着
温浴施設で意外と量が出るのが、傷んで使えなくなった貸しタオルや館内着です。綿などの天然繊維のものは事業系一般廃棄物にあたります。繊維くずが産業廃棄物になるのは、建設業(新築・改築・除去に伴うもの)と、衣服その他の繊維製品製造業を除く繊維工業から出た天然繊維くずに限られるためです。
ただし注意したいのが化学繊維です。ナイロンやポリエステル、アクリルなどでできたタオル・館内着・マットは、繊維くずではなく「廃プラスチック類」として産業廃棄物に区分されます。綿とポリエステルの混紡など、化学繊維が混ざったものも廃プラスチック類として扱われます。素材によって行き先が変わるため、まとめて処分する前に品質表示を確認しておくと安心です。
浴室・脱衣所の清掃ごみ
浴室の排水口にたまる毛髪や、脱衣所の清掃で出るほこり・ごみも、基本的には事業系一般廃棄物として回収します。毎日発生し量も読みやすいため、定期回収の対象にしやすい区分です。
産業廃棄物として分ける必要があるもの
一方で、次のようなものは業種を問わず産業廃棄物にあたります。事業系一般廃棄物とは別のルートで処理する必要があります。
廃プラスチック類
シャンプーやボディソープの空き容器、業務用洗剤のポリ容器、包装フィルム、使い捨てアメニティのプラスチック部分などは、すべて産業廃棄物の「廃プラスチック類」です。廃プラスチック類には業種指定がなく、どの業種から出ても産業廃棄物になります。
飲食コーナーの廃食用油
食事処で揚げ物を提供している場合、使い終わった揚げ油は産業廃棄物の「廃油」(植物性廃油)にあたります。生ごみと同じ感覚で事業系一般廃棄物に混ぜて出すことはできません。廃食用油は再生利用のルートが確立しているため、専門の回収業者に引き渡すのが一般的です。
ろ過装置やグリストラップの汚泥
循環ろ過装置の清掃で出る泥状のものや、厨房のグリストラップにたまる油分・沈殿物は、産業廃棄物の「汚泥」や「廃油」として扱われることがあります。汚泥は「工場排水等の処理後に残る泥状のもの」などとされており、どの区分になるかは施設の設備や実際の性状によって判断が分かれます。処理業者や倉敷市の担当窓口に確認したうえで、委託先を決めてください。
びん・缶などの容器
自動販売機や売店から出る空きびんは「ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず」、空き缶は「金属くず」として産業廃棄物にあたります。これらは資源として有価で引き取られる場合もあるため、量が多い施設ではリサイクルルートも含めて検討すると無駄がありません。なお、少量の場合の取り扱いは自治体によって運用が異なることがあるため、倉敷市での扱いは市の窓口でご確認ください。
一般廃棄物は「市の許可業者」しか回収できない
区分と同じくらい大切なのが、委託先の選び方です。産業廃棄物と事業系一般廃棄物では、回収を任せられる業者が違います。
産業廃棄物の許可を持つ業者でも、事業系一般廃棄物を回収できるとは限りません。事業系一般廃棄物の収集運搬には、市町村長が発行する「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。この許可は新規取得が難しく、対応できる業者が限られています。「産廃業者にまとめて頼んでいるから大丈夫」と思っていると、排出事業者側の責任を問われることもあります。区分の考え方は事業系一般廃棄物と産業廃棄物の違いもあわせてご覧ください。
なお、宿泊を伴うホテル・旅館は客室ごみやアメニティなど出方の傾向が異なります。宿泊業の分別についてはホテル・旅館の事業ゴミで解説しています。食事処を併設している施設は飲食店の衛生管理とゴミ対策も参考になります。
倉敷市の温浴施設の事業ゴミはファーストサービスへ
ファーストサービスは、倉敷市の一般廃棄物収集運搬業の許可業者として、事業系一般廃棄物の定期回収を行っています。温浴施設は土日祝や連休に利用が集中し、ゴミの量が大きく増減するのが特徴です。曜日や量に合わせて回収の頻度を組み立てれば、繁忙日にゴミがあふれる心配も減らせます。「浴場と食事処でゴミの出方が違って管理が煩雑」「産廃と一般廃棄物の切り分けが不安」という施設様は、ぜひ一度ご相談ください。倉敷市特化の自社便ルートで、計画的に回収します。


