
「保健所の立ち入りでゴミ管理について指摘された」「夏場になると店舗裏のゴミ置き場に虫が湧く」「HACCP対応で衛生管理の見直しを進めたいが、ゴミ周りの基準が分からない」——倉敷市の飲食店オーナー様からこうしたご相談をよくいただきます。本記事では、倉敷市の一般廃棄物収集運搬業 許可業者であるファーストサービスが、飲食店の衛生管理で押さえるべきゴミ対策のポイントを整理してご紹介します。
飲食店のゴミ管理は「衛生管理」の一部
2021年6月から、原則すべての食品等事業者に対してHACCP(ハサップ)に沿った衛生管理が完全義務化されました(食品衛生法)。HACCPは「危害要因の分析と重要管理点の管理」を行う衛生管理の手法ですが、同時に「一般衛生管理(PRP)」の徹底も求められます。
一般衛生管理の中には「廃棄物および排水の取扱い」も明確に位置付けられており、ゴミの保管・収集・処分が衛生管理プログラムの一部として運用されているかが評価対象になります。つまり、ゴミ管理は「裏方の作業」ではなく、衛生管理体制そのものなのです。
飲食店から出るゴミは「事業系一般廃棄物」
飲食店から出る生ゴミ・紙ゴミ・容器包装類などは、家庭ゴミとは別の「事業系一般廃棄物」に分類されます。事業者は廃棄物処理法に基づき、自らの責任で適正に処理する義務があり、家庭ゴミの集積所に出すことはできません。
許可業者選びでよくある誤解
「産業廃棄物の許可があれば一般廃棄物も回収できる」と誤解されているケースをよく見かけますが、これは正しくありません。事業系一般廃棄物の収集運搬は、市町村長が発行する「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要で、産廃の許可とはまったく別物です。
一般廃棄物収集運搬業の許可は、市町村ごとに新規取得が極めて困難で、許可業者が限られているのが実情です。倉敷市内で飲食店の事業ゴミを正規ルートで処分するには、倉敷市の許可を持つ業者を選ぶことが大前提になります。
飲食店が押さえるべきゴミ対策5つのポイント
①ゴミ置き場の動線と清潔保持
食材搬入口・調理場・客席エリアからゴミ置き場までの動線が交差すると、ゴミからの異物・臭気・害虫が食品エリアに持ち込まれるリスクが高まります。ゴミ置き場は調理エリアから離れた場所に設け、床・壁・蓋付き容器など水洗いしやすい仕上げにします。
②生ゴミは密閉容器・短時間保管
夏場の倉敷市は気温・湿度ともに高く、生ゴミの腐敗・コバエの発生が一気に進みます。蓋付きの専用容器に入れ、夕方〜翌朝の溜め置き時間を最小化することが大切です。週1〜2回の家庭ゴミ的な回収サイクルでは追いつかないため、業務量に応じた回収頻度の設計が必要です。
③分別ルールの徹底
生ゴミ・紙類・段ボール・空缶空きびん・廃食用油などを分別しておくことで、回収費用の最適化と、リサイクルへの確実なルート振り分けができます。詳しい分別の進め方は事業ゴミの分別を社内に定着させる方法の記事もご参考ください。
④定期回収契約で「溜まらない」運用
飲食店が衛生管理で詰まりやすいのが「ゴミが溢れる」状態。スポット回収では業務量の波に対応しきれません。▶ 業種・店舗規模にあわせた定期回収契約に切り替えると、ゴミが溢れる前に回収されるため、保健所の立ち入り対応もスムーズになります。
⑤回収記録の保管
事業系一般廃棄物では産廃のマニフェスト交付義務はありませんが、保健所の指摘や監査に備えて、回収日付・量・処理業者名を記録しておくと安心です。許可業者から発行される回収証明や請求書を整理しておきましょう。
倉敷市の飲食店ならではの注意点
倉敷市は美観地区周辺の観光飲食店から、水島・児島・玉島の郊外店舗まで業態が多岐にわたります。観光地立地の店舗は土日祝に大量のゴミが出るため、平日中心の家庭ゴミ収集サイクルでは追いつきません。立地・業態に応じた回収設計が衛生管理の鍵です。
倉敷市内の事業ゴミ全般の処分ルールは倉敷市で新規開業するときのゴミ処分ルールの記事もあわせてご一読ください。
倉敷市の飲食店の事業ゴミはファーストサービスへ
ファーストサービスは倉敷市の一般廃棄物収集運搬業 許可業者として、飲食店・カフェ・居酒屋・ホテル・観光施設などさまざまな業態のお客様の定期回収を承っています。倉敷市特化の自社便ルートにより、業務量・営業時間・搬出動線にあわせた柔軟な回収サイクルをご提案できます。
HACCP対応の衛生管理見直し・保健所立ち入り対応のご相談から、店舗オープン時の新規契約まで幅広くご対応します。


