
倉敷市内で介護施設・デイサービスを運営されている管理者の方から、「紙おむつや使用済みパッドの量が多くて家庭ごみでは出せない」「医療廃棄物と一般のゴミをどう分ければいいのか分からない」というご相談を毎月いただきます。結論からお伝えすると、介護施設・デイサービスから出るゴミの大半は「事業系一般廃棄物」に分類され、倉敷市内では市施設への自己搬入か一般廃棄物収集運搬業の許可業者への委託のいずれかで処分する必要があります。本記事では、許可業者の視点から介護施設・デイサービスのゴミ処分ルールと、現場の負担を減らす定期回収のポイントを解説します。
介護施設・デイサービスから出るゴミの基本分類
ほとんどは「事業系一般廃棄物」に分類
介護施設やデイサービスの運営に伴って出るゴミは、事業活動に伴って排出されたものとして「事業系一般廃棄物」として扱われます。具体的には次のようなものです。
▶ 主な事業系一般廃棄物の例
- 使用済み紙おむつ・尿取りパッド(血液等の付着がないもの)
- 食事提供で出る生ゴミ・食べ残し
- 事務所スペースの紙くず・段ボール
- レクリエーションで使った紙・布類
- 清掃で出るホコリ・髪の毛・ティッシュ類
家庭から出る紙おむつは「家庭ごみ」として自治体収集に出せますが、介護施設・デイサービスから出る紙おむつは事業活動に伴うため家庭ごみの集積所には出せません。家庭ごみの集積所への投棄は廃棄物処理法違反となり、自治体から指導を受ける可能性があります。
倉敷市での処分ルートは2つ
倉敷市の規定では、事業活動に伴って生じたゴミのうち産業廃棄物に該当しないもの(=事業系一般廃棄物)は、次のいずれかで処分する必要があります。
- 市施設への直接自己搬入:施設の車両で市の処理施設へ搬入。処理手数料は10kgあたり170円(税込・2025年4月改定)。
- 一般廃棄物収集運搬業の許可業者への委託:倉敷市から許可を受けた業者が定期的に回収。
多くの介護施設・デイサービスでは、職員が日常業務の合間に清掃工場まで運搬するのは現実的ではないため、許可業者への定期回収委託を選ばれています。
紙おむつ・使用済みパッドの正しい処分方法
量・におい・保管がカギ
介護施設・デイサービスで最も多く出る廃棄物は使用済みの紙おむつ・尿取りパッドです。利用者一人あたり1日5〜10枚使用するケースもあり、定員30名規模の施設なら1日150〜300枚、月間で4,500〜9,000枚に及びます。これだけの量を施設内で長期保管すれば、においの問題・衛生面のリスク・スタッフの作業負担が一気に膨らみます。
▶ 紙おむつ保管時の注意点
- 密閉容器または密閉袋で二重梱包し、においの拡散を防ぐ
- 直射日光を避け、換気できる保管スペースを確保
- 夏場は雑菌・害虫対策として保管期間を短くする(理想は2〜3日以内)
- 感染症対策のため、保管エリアは利用者の動線と分離する
これらを踏まえると、週1〜2回以上の定期回収を組むことで、保管リスクを大きく下げられます。倉敷市内では当社のように自社便ルートで定期回収する許可業者を活用すれば、施設のオペレーションに負担なく衛生環境を維持できます。
注射針・血液付着物は「別ルート」が必要
感染性廃棄物に該当する場合は産廃ルート
注意が必要なのが、施設内で発生する注射針・血液が付着したガーゼ・採血器具等です。これらは廃棄物処理法施行令で定める感染性廃棄物(特別管理産業廃棄物または特別管理一般廃棄物)に該当し、一般廃棄物の回収ルートでは処分できません。
環境省の感染性廃棄物処理マニュアルでは、感染性廃棄物の排出施設として介護老人保健施設・介護医療院が明示されています。一方、通所介護(デイサービス)等は明示されていませんが、嘱託医による医療行為や利用者の血液が付着した物が発生する場合は、感染性廃棄物として産業廃棄物処理業者ルートで処分する必要があります。
▶ 切り分けの目安
- 血液・体液の付着がない紙おむつ・パッド → 事業系一般廃棄物
- 明らかな血液付着物・注射針・採血器具 → 感染性廃棄物(産廃ルート)
- 判断に迷うケースは、嘱託医・看護責任者と協議し記録に残す
当社では事業系一般廃棄物の定期回収を専門としており、感染性廃棄物については別途、医療廃棄物専門業者のご紹介・併用運用についてもアドバイス可能です。
介護施設こそ「定期回収契約」が向いている理由
許可業者の希少性と倉敷市特化のメリット
事業系ゴミの回収を依頼するうえで見落とされがちなのが、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持つ業者は極めて限られているという点です。この許可は市町村長が発行するもので、地域の処理計画上必要と認められない限り新規許可は下りません。「産業廃棄物の許可がある=一般廃棄物もOK」は誤りで、別々の許可制度です。
ファーストサービスは倉敷市から一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者であり、倉敷市内の介護施設・デイサービスの紙おむつ・生ゴミを合法的に定期回収できます。さらに次のような強みがあります。
▶ ファーストサービスを選ぶメリット
- 倉敷市特化:玉島・水島・児島・中庄など市内全域に自社便ルート
- 定期回収プラン:週1回・週2回・隔日など施設の排出量に合わせ柔軟設計
- 収集量に応じた料金設計:定額制で月次コスト管理がしやすい
- マニフェスト的な書類管理:契約書・回収記録で適正処理を見える化
倉敷市内の介護施設・デイサービスで「家庭ごみの集積所に出していた」「業者が無許可だった」という相談も少なくありません。事業ゴミの基礎知識カテゴリもあわせてご確認いただければ、施設運営に役立つ情報をまとめてご覧いただけます。


